文学に関する郷土資料北九州市出身の作家の作品、北九州を舞台にした小説、北九州市内の職場サークル誌――北九州、特に八幡にまつわる様々なジャンルの文学をご紹介します。地元でも意外と知られていない名作が発見できるかもしれません。
A100

<開架、閉架>
『北九州の文学』
北九州市立文学館/編集・発行 2006年
北九州の文芸の歩みや文学碑マップ、北九州市自分史文学賞作品の紹介などが記され、当時の世相もうかがい知ることのできる貴重な資料です。
K916

<開架、閉架>
『いのち〜みずかみかずよ全詩集〜』
みずかみ かずよ/著 水上 平吉/編 石風社/発行 1995年
「ふきのとう」「金のストロー」「ねぎぼうず」などが教科書にも掲載された、八幡出身の詩人の全詩集です。選び抜かれた言葉が創る小宇宙を味わってください。
K936
ヤ/1

<開架、閉架>
『製鉄文化小説集 第1集』
八幡製鐵所親和会/編集・発行 1961年
八幡製鐵所の総合文芸誌『製鉄文化』は1949年創刊以来、2002年(179号)まで続きました。八幡図書館には143冊の所蔵があり、閲覧が可能です。
K905

<開架>
『サークル誌の時代』
福岡市文学館/編集・発行 2011年
1950-60年代に北九州市を含む福岡の労働者たちが創造したサークル誌が紹介されています。当時の福岡の文学運動の一端がうかがえる興味深い一冊です。
八幡図書館所蔵の『手押車』についての記載もあります。
逐次刊行物

<開架>

貸出不可
『川柳くろがね』
川柳くろがね吟社/発行 毎月1回発行
昭和3年に設立され、現在は市民川柳会として活動を続ける「川柳くろがね吟社」の同人誌。会員の方々の作品が多数掲載されています。毎月1回発行されており、活発な活動の様子が窺えます。川柳に関心のある方や、地元で川柳を学んでみたい方にも非常に興味深い1冊です。
K936

<開架>
『白い山』
村田 喜代子/著 文藝春秋/発行 1990年
八幡市出身の芥川賞作家による、7つの短編を収録した作品集。具体的な地名は出てきませんが、八幡東区や小倉を思わせる描写が登場します。
K289

<開架>
『鉄の時代を生きて〜突然、車椅子となったわが子!再起を支えた鉄鋼マン家族の固い絆〜』
小野 正之/著 学研教育出版/発行  2011年
息子のバイク事故という困難を受け止め、父親として障害を持った息子の自立をサポートし続けた八幡製鐵所の鉄鋼マンの自分史。作中には八幡製鐵所の発展史も折り込まれていて、興味深い内容になっています。第21回北九州市自分史文学賞大賞受賞作品。